介護破産する人の共通点(2)

コラム
介護破産しそうな人には、共通するポイントがあります。
1.必要になるまで施設の見学をしていない
2.親の介護の希望を事前に聞いていない

1つ目の施設の見学についてですが、みなさんは、介護施設が9種類あることをご存じでしょうか。
施設の種類によって、どんな状態の人が入所できるのかも、かかる費用も異なります。
在宅介護が困難になって、慌てて施設を探すのでは、どんな種類のどの施設を申し込めばいいのかすらわかりませんよね?

一番避けて欲しいのは、「施設に入居する直前まで、施設の見学をした経験がないこと」です。
親が自分から進んで、施設の見学に行くことはかなり珍しいケースでしょうし、子ども側から誘われても嫌がる方が多いとは思います。
とはいえ、在宅介護では対応できずに、施設入所せざるを得ない方がたくさんいるのも現実です。

「事前に施設見学をしたことがない」
ということは、
「介護施設の情報に乏しい」
ということです。

そこに「急いでいる」という事情が加わりますので、「自分の収入ではかなり赤字が出るな」と思っても、「なんとかなるだろう」とか「とりあえず」などと、慌てて入所を決定するケースが後を絶たないのです。

次回に続けます。
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