「子どもに迷惑かけたくない」と「どうにかなる」は矛盾しています

コラム
自分の将来について、同世代の方と話をしたとき、

「子供には迷惑かけたくないけれど、きっとどうにかなるわ。」
というような言葉が時折返ってきます。

現役で働いているときならそうでしょう。
ですが、働けなくなった時、同じように「どうにかなる」と言えるでしょうか。

今の生活レベルを急に下げることは困難です。

少子高齢化・晩産化・非婚化などにより、
1人の子どもが複数の親族を介護しなければならない時代が来ています。

さらに、親の介護が必要になった時に子どもがまだ未成年という、介護者のいない時期(介護者ロス)やヤングケアラー問題も起こりえます。

昔のように多くの兄弟で協力し合って親を介護する時代は終わったのです。

子どもがいるならば、「子どもに迷惑かけない」ように、
子どもがいないならば、「甥や姪に迷惑かけない」ように、
働けなくなった後も、安心して暮らせるだけの準備をする必要があります。

健康で働けて病気にならない前提でのライフプランではなく、
起こりうるリスクを見据えて、今から理解しておくことが、
「子どもに迷惑をかけたくない」という想いの実現に繋がります。

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