介護破産とは

コラム
介護破産とは、
「介護を原因として、その親だけでなく、介護をしていた子供の世帯までが貧困化していき、やがて破産に追い込まれる」
という「介護をきっかけとした破産」のことを指します。
  
介護は「ゴールの見えないマラソン」とお伝えしていますが、いつ始まり、いつまで続くかわからないものです。
費用のかかる施設を利用した施設介護だけでなく、施設の費用を節約するため家族が離職して介護にあたるなどといった在宅介護を続けていくことで、気付いた時には介護破産へと追い込まれてしまうケースが多く見られます。
  
そういった介護破産を防ぐためには、可能な限り家族は働き続けて収入を確保するとともに、介護保険サービスなどを上手に使って、支出をできる限り抑えることが必要となってきます。
  
上記のような介護破産ですが、日本においては一つの社会問題へと発展してきています。
介護破産に陥ってしまう人の多くは、介護費用の見積もりの甘さから、介護生活が想定以上に長く続いた場合に資産が底をついてしまうことによります。
もっと安い施設に住み替えなければと再住み替えの相談をしたり、悪い場合には、すでに施設への支払いができなくなっているという状況から介護破産へと繋がるわけです。

次回に続けます。
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